野村 祐輔 選手
野村 祐輔 選手 (広島東洋カープ)2017
「着心地・動きやすさ・快適感」が、勝つために選んだ理由
昨シーズンは16勝3敗の成績で、初めて最多勝利と最高勝率のタイトルを獲得することができ、初のベストナインに選出してもらいました。充実したシーズンだったと思います。ただ何より嬉しかったのは、チームがリーグ優勝を果たした中で、勝利に貢献できたこと。これは格別なものがありました。
僕のパフォーマンスを支えてくれているのが、ONYONEのアンダーシャツです。初めて袖を通したのが、高校3年春に出場したセンバツの前。着用歴はもう10年になります。着るようになったきっかけは金本知憲さん(現阪神タイガース監督)です。金本さんは広陵高の大先輩で、センバツに出場できたお祝いにと、チームにONYONEのアンダーシャツとウインドシャツをプレゼントしてくれたのです。金本さんは当時、阪神の選手で、長年、ONYONEのウェアを愛用していたのです。ご自身も認める“いいもの”を後輩にも着てほしい、という心遣いだったのでしょう。
初めて着たONYONEのアンダーシャツは、それまで着ていたどのアンダーシャツにもない着心地の良さ、そして動きやすさがありました。その頃の高校野球は、体にピタッとするアンダーシャツが流行りで、僕もそれだったのですが、窮屈な感じがしましてね。僕はそれが好きでなかった。その点ONYONEは、ほどよいゆとりがあり、ピタッとするアンダーシャツで気になっていた投球動作での引っかかりもありませんでした。伸縮性がいいのです。
広陵高には“投手は長袖”という伝統があり、夏場も長袖のアンダーシャツを着なければなりませんでした。利き腕の保護や、汗が手につかないようにするためです。とはいえ、真夏の甲子園は本当に暑いですからね。そこで3年夏に出た甲子園大会で着たのがONYONEのメッシュの長袖です。ONYONEのメッシュの長袖はとにかく軽くて、長袖を着ている、という感じがしないのです。それと、いくら汗をかいてもすぐに乾く。真夏でも肌にまとわりつかないのです。こうした快適感も準優勝できた1つの要因かもしれません。身に付けている時の感覚は大事ですからね。アンダーシャツ1枚でパフォーマンスが変わると、その大会で実感しました。
明大でも引き続き、ONYONEのメッシュの長袖を着ていました。大学のリーグ戦は春と秋ですが、春は季節が進むと、秋は開幕してしばらくは暑いので、特にその時期は強い味方になりました。東京六大学リーグで(史上7人目となる)30勝300奪三振を達成できたのも、ONYONEの存在が大きかったと思います。
広島に入ってもスタイルは変わらなかったのですが、2年ほど前から、夏場はONYONEの七分袖のアンダーシャツを着るようになりました。袖が肘の下あたりにくるものです。これは昨年限りで引退された黒田博樹さんの影響です。ウェアにも人一倍こだわっていた黒田さんはプロ入り後10年以上、ONYONEを着ていました。七分袖はメジャーに移籍してから着るようになったそうですが、2015年の広島復帰後も着ていましてね。僕は黒田さんをとても尊敬していたので、同じものを着たい、と思ったのです。少しでも近づきたい、と。憧れの気持ちです。たまに大学の後輩から「野村さんが着ているアンダーシャツいいですね」と言われますが、今度は僕が“野村さんと同じものを着たい”と思われる存在になりたいですね。
僕がアンダーシャツで特にこだわっているのは首回りです。締め付けられる感じが好きではないので、ほんの少しゆるめにしてもらっています。他は特にリクエストはありません。現在着ているONYONEのウェアに満足していますし、いいものを着てプレーできるのは本当にありがたいですね。
今年はアンダーシャツに「夢」という文字を入れるつもりです。さらなる夢を追いかけて行きたいと思っています。
DP STAFF 特別インタビュー ONYONE BASEBALL GEAR DEVELOPMENT STAFF
ONYONE DP STAFFのインタビューを再編しました。第一線で活躍するプレーヤーよりいただきました貴重なご意見をご紹介します。